ひるまのこども yoshiekids

働くお母さん、おとうさんへ。学童保育の指導員(子3人あり)から昼間のこどもの様子をご紹介。こどもはいつもこんなことしていますよ~

学童 家に帰ってしまう問題

学童で一番の悩み、かつ「あるある」なのが

「こどもが学童に行く日なのに、家に帰ってしまう(またはどっかにいく)」です。

 

原因はいくつも考えられますし、また学年、学童の立地なども関係してきますが

私が見てきたケースを見ていきますとその理由は

 

◎友達の誘いにのってしまった(断り切れない)

◎普段見たことない光景への好奇心(学童の時間みんななにしてるのかな~?とか)

◎アカンことをやってみるスリルを味わう

 

または

 

◎親を困らせてみたい(または自由を味わいたい)

◎学童に居場所がない(一時的な友達関係の悪化や指導員との相性が悪い)

◎集団生活がそもそも耐えられない

 

…といったところでしょうか。

圧倒的に多いのは上位3つで、こどもらしい「好奇心」というかポジティブな原因から発生しているものです。(だからといって良いわけではない。)

 

これは「なぜあなたは学童にいかなければならないのか」

という理由をこんこんと、くりかえし話すのが大切かと思います。

 

また、「学童に行ってくれることでどんなに親が安心して働けているか、行ってくれることでどんなに親は助かっているか」伝えてあげてください。

 

 

下位の3つは比較的少ないのですが、こちらの場合だと本当に長引きますね。

 

◎親を困らせたい

これは性格的に流されやすいタイプの子だったりすると、上位の「好奇心」からの理由だと親御さんも本人も思うのですが、こどもの心の根本では「親御さんの気を引きたい」という気持ちがあるので「気が引ける」までなかなかなおりません…。

自由を味わいたい子は習い事でぎっちりスケジュール組まれてる子が多いかな…

ちょっとキャパがパンパンなのでしょうね…自分で「もうあかん」といえないので行動でアピールしています。

 

◎居場所がない

これは日々こどもがだしてくる信号をキャッチしていることが大切かと思います。

行きたくなくなるまでため込まないように、まわりの大人がなんとかしてあげて欲しいとおもいます。

ただ指導員との相性があわない…場合はつらいですね…。でも残念ながらありえないことではないので、日ごろからこまめに学童の話をこどもさんからきいてあげてください。

 

◎集団生活があわない

これはあります。でも本人が悪いわけではないので(個性の問題)

こどもとよく話し合い、どうすれば放課後を安全にすごせるか一緒に話し合うことが大切かと思います。

いくら話し合ってもやっぱり小1を一人で家に置いておくのは心配ですよね。だから「2年までは頑張ろう…」とか、「宿題が自分でできるようになったら」とか目標をきめるのもよいかもしれません。

 

 

もちろん学童の立地も関係してくると思います。

(そもそも送迎の学童にはこんなことおきません。)

校内にあるのか、少し歩いていくのか、も大きな問題ですし

学校のそばに楽しい公園があったり、またショッピングセンターがあったりしたら

かなり誘惑度はたかいですね。

またいろんな問題が絡み合っている場合が多いので

「帰った~?またか…」」

で放置せず、

これを「こどもの気持ちを聞く良い機会」だととらえて

指導員も親御さんもしっかり向き合ってあげてほしいな、と思います。