ひるまのこども yoshiekids

働くお母さん、おとうさんへ。学童保育の指導員(子3人あり)から昼間のこどもの様子をご紹介。こどもはいつもこんなことしていますよ~

はじめてのおるすばん

昨日、職場で初おるすばんの子がいまして

自分のこどもがはじめてお留守番をした日のことを思い出しました。

 

いやーもうドキドキ!!大丈夫かな~大丈夫かな??

と心配で仕事が手につきませんでしたね…

で、帰ったら

こどもが満面の笑みで「おかえりー」と迎えてくれて

すんごくほっとしたのを覚えています。

そう!

こどもにとっても初おるすばんは「大人への階段」のひとつで

クリアすればものすごい自信になります。

おるすばんデビューが素敵なものになりますように

ちょっとしたポイントを書いておきますね。

 

1、事前練習があればナイス

親が働いていると急におるすばんしてもらわないと

いけない時が必ずやってきます。

暴風警報がでて学校から急に帰ってくることもありますし、

逆に暴風警報で電車がとまり親が帰れなくなることも

あります。

ですので事前におるすばんの練習をしてあげてください。

はじめは10分程度から。そしてだんだん時間をのばして30分できたら

OK!

あと「カバンから鍵を自分でだしてドアを開ける練習」も

お願いします。

どこに鍵があるのかわからん。(自分のかばんやろ!)

差し込み方がわからん。(穴にいれるよ!)

まわしかたがわからん(右にまわして~)…と

大人には「信じられない!」ような理由で「家はいられへん~」子がいます。

 

2、ヒマのつぶし方を教えてあげる。

人間ヒマになるとろくなことを考えません。

おるすばんの子もヒマになると

だんだんこわくなってくるので

時間を忘れるような大好きなものを置いておいてあげてください。

うちの場合は嵐のDVDでした。

本やゲーム、テレビと色々ありますね。

 

3、いざという時の食べ物も

一番困るのは暴風警報がでて給食を食べずに

家に帰ってくる場合です(地域によっては給食後にしか

帰さないとこもあるみたいですが。)

 

そういう時にたとえば菓子パンでもあれば

数時間は頑張れます。

なにか食べれるものと、食べ物を置いてある場所

また食べ方(開け方)を教えておいてあげてください。

(開け方に関して言うと、最近おかしの袋を開けられない子が

多いです。また以前「コンビニのおにぎり」の開け方がわからず

呆然としてる子がいたので…)

 

4、帰ってきたら思いっきりほめる!!

無事おるすばんができていたら思いっきりほめてあげてください。

怖いのをがまんして時間をすごしたんです。十分ほめるに

値します!

「怖い」を克服できた経験は自信につながりますよ。

 

5、アフターケア

そしておるすばんになれてくると

やりがちなのは

「鍵をみせながらかえる、かぎをなくす」

「気が緩んで、家の鍵あけっぱなし」そして

「友達を家にあげる」…です。

 

◎鍵は大切なものでむやみに人にみせないことを

十分に説明してあげてください。これは防犯にもなります。

かぎっ子とわかれば、不審者に狙われやすくなりますよ。

 

◎家に入ったら必ず鍵を閉めることを約束させてください。

不審者に下校時から後をつけられていたら…鍵がしまってなかったら

おそろしいですよね。

 

◎大人がいない家にはともだちをいれない。自分も入らないことを

約束したほうがよいかとおもいます。

 

「●●くんが私(保護者)が留守のあいだに

家にあがって勝手に冷蔵庫を開け、アイスを食べています。

先生、注意をおねがいします。」

と保護者の方から連絡がきたこともあります。

 

また、私も家にかえったら見知らぬ靴(23センチぐらい)があって

「大人が来てる?!!」とびっくりしたことがあります。

こども(当時小1)が近所の中学生を

家に招き入れていたようですが、さみしくて人を招き入れてしまうことは

本当に「あるある」です。

 

外国では「一人でおるすばんさせるなんて…」

というところもあるみたいですが

日本ではまだまだおるすばんは必要ですよね。

事前に親も子も

ちょっと心づもりをしておいて

おるすばんが「よい経験」となりますように!!